【書評】マンガでよくわかる 行動科学を使ってできる人が育つ 教える技術 石田淳
こんにちは、あらこです。
今回の書評は行動科学の本です。
目次
書籍の紹介
マンガでよくわかるシリーズの教える技術です。
上司が部下をどう指導すればよいのか、教えるための技術が書いてあります。
売上の伸び悩んでいる店を立て直すため、店長として出向した主人公が教えるための技術を学んでいきます。
マンガ+文字という形態をとっていて、読みやすいです。
重要な文字だけの本を読み始めるのに苦手意識のある人や要点だけサックと読みたい人にはオススメです。
気になったら文字だけの原書を見てみるのもいいかもしれません。
要約
教えるとは
・優れたプレイヤー≠優れた指導者
・教えるときは行動にフォーカスする
・「教えること」は「相手から望ましい行動を引き出すこと」
・「知識(聞かれたら答えられること)」と「技術(やろうとすれば出来ること)」に分けて教える
・部下の話を聞く時はきちんと聞く
伝える
・「分かりました!」は本当に分かっているのか
1.復唱させる
2.レポートを書かせる
3.成功/失敗パターン等を考えさせる
・具体的な行動で指示
MORSの法則を意識して
Measured 測定できる(数値化されている)
Observable 観察できる(どんな行動をしているか分かる)
Reliable 信頼できる(誰が見ても行動だと認識できる)
Specific 明確化されている(何をどうするかが明確である)
・イラストや写真の活用
・スモールゴールの設定
・一度にたくさんのことを教えない(一度に指導は3つまで)
・物事の優劣、やらないことリスト
褒める
・小さな成功体験を積ませる
・ABCモデルで「知っている・できる」を「実際にビジネスの現場で実践し続ける」というレベルに引き上げる
A 先行条件(Antecedent)・・・行動の直前の環境
B 行動(Behavior)・・・行動、発言、ふるまい
C 結果(Consequence)・・・行動した直後に起きた環境の変化
ひとは望ましい結果が得られると再び同じ行動をする
・行動を褒めることでその行動を強化する
・人格や性格を叱るのは×
継続する
・良い行動を数値化する
・目に見えるようにグラフ化する
フィードバックを得られたり、モチベーションにつなげられたりする
・上司が居なくても部下が一人で出来る様に任せる
いつまでも付きっきりでは部下は成長しない
実践
・出来る人の行動を分析し、チェックリストをつくる
時間はかかるがあると便利
・行動を見える化する
自分の行動を見直すために
・任せてみる
いつか部下を持つようなことが有れば任せるのもいいなと
まとめ
今回教える技術を読みましたが、私はまだ教える立場では無いので取り入れることは難しいですが、セルフコーチングをする際には意識したいです。
いつか教える立場になった時は意識して行います。
ひとこと
人に教える立場になくても生かせることはあるように感じました。
結果ではなく行動にフォーカスするというのは良いと思いました。
それでは、また。