【常識】低気圧と高気圧って何が違うの?
こんにちは、あらこです。
今回は低気圧と高気圧の違いについて書きたいと思います。
目次
気圧とは
低気圧と高気圧の違いに触れる前に、まず気圧とは何かを書きたいと思います。
気圧とは文字の通り、大気による圧力のことを言います。
普段生活をしている時には意識はしないと思いますが、空気には重さがあり、その重さによって圧力がかかっています。
山に登った時に耳がキーンとしたり、ポテチなどの密閉された袋が膨れ上がったりするのは気圧の変化によるものです。
(山が高いほど皆さんにかかる空気の総量が減り、重さが減って気圧が下がります。)
低気圧、高気圧の違い
周りよりも気圧が「低い」ところを「低気圧」、周りよりも気圧が「高い」ところを「高気圧」といいます。
何hPa(ヘクトパスカル:気圧の単位)あれば低気圧であるという事では無く、あくまで「周りと比べて低いか高いか」で決まります。
低気圧だと空気が薄く、高気圧だと空気が濃いとも言います。
基本的な空気の移動は高気圧から低気圧の方へ移動します。
どのようにしてできるのか
さまざまなパターンはありますが、抑えておいてほしいのは気温による変化です。
空気は温めると密度が小さくなり、冷やすと密度が大きくなります。
空気が温められ密度が小さくなるという事は、先にいった空気が薄くなると同じ事で、つまり低気圧になりやすくなることを指します。
同じ流れで空気が冷やされると高気圧になりやすいです。
この仕組みを応用したものに気球が挙げられます。
気球は気球の中の空気を温め、密度を小さくすることによって浮きます。
低気圧、高気圧による影響
気圧に差がある(低気圧と高気圧がある)と空気が動き、風が発生します。
空気のながれは密度が大きい方から小さいほうへ動くため、高気圧から低気圧の方へ流れていきます。
このことから低気圧には空気が流れ込むため、上昇気流が起きやすく(空気がぶつかって上に押し上げられる)、雲ができやすいです。
逆に高気圧では空気が流れ出ていくため、低気圧の時とは逆で雲が発散しやすくなっています。
低気圧だと雨が降りやすくなるのはこのことからも分かります。
因みに台風だと970hPaより小さいことが多く、地球表面の平均気圧1013hPaと比べるとかなり低く、低気圧になっています。
ひとこと
低気圧と高気圧の言葉の意味については知っておいてほしくて常識のカテゴリーとしました。
それ以降は少し雑学要素もありましたが...
お天気予報などのニュースで聞いたときにイメージしやすくなったら幸いです。
それでは、また。